2011-01-14

Alice in Wonderland



先日、図書館でヤン・シュヴァンクマイエル挿絵の「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を見つけて、ルイス・キャロル著の原作をこの歳になって初めて読みました。

発表されてから今日まで世界中で愛され読み継がれ、シュヴァンクマイエル氏をはじめ多くの人を強く惹きつけて止まないことに、すごーく納得。私もワンダーランドがとても大好きになりました。次から次へとぶっ飛んだ出来事が勃発するわ、イカレたキャラクターが登場するわ、子供の頃に見た夢の世界へ迷い込んだみたい。あのジェットコースター気分でキマっちゃうような感覚が蘇る感じ。そんなイノセントなワクワク感が鮮やかにちりばめられていて、大人になって改めてそういうものに触れると、何だか愛しい気持ちになりました。

で、ティム・バートン監督のアリスを観たら、もう高ぶって涙が・・・ とても素敵でロマンチックな映画でした。細かい部分までよく作り込まれているし、子供の頃に不思議な夢を見たアリスが大人になるという、繊細な「揺れ」をワンダーランドを通して見事に描いているなと感じました。ティム・バートンだからこそ出来た映画だと思う。

そうそう、アリスの世界を潜り抜けたら、Björkの"innocence"の歌詞の意味がより大好きになりました。

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