2010-10-25

Mothertongue - Nico Muhly




注文したNicoのアルバムはこれ。

Bjorkのアルバムにも参加しているのに、恥ずかしながら今までずっとスルーしてた(クラシック出身の人の音に興味ないから)。が、何でもっと早く彼の世界に飛び込まなかったんだろう・・・と後悔しまくっている。もっと掘っていかなくては・・・

このアルバムは大きく分けて3部構成になっていて、「声」に照準を当てて、Abby Fischer, Helgi Hrafn Jonsson, Sam Amidonをフィーチャーして作られています。

囁き声がさざ波のように近づいて、バーン!目の前でしぶきを上げる。そんな感じで始まって、音の波がうねったりドラマチックに色んな表情を見せつつも、最後は360度が大海原 みたいな壮大な景色へと移っていく。久しぶりに聴いた後にショックでポカーンとなった。

「声がテーマ」というと、Bjorkの「声だけでアルバム作っちゃった★」な"Medulla"を思い出すのだけど(そして、ニコはそのアルバムに参加している:クレジット参照)、Bjorkのは「人間の声が持つ色んな可能性・限界を見出して、いかにテクノロジーに落とし込んで音楽にしていくか」にクローズアップしている(それ以外にもあるんだけど)、Nicoは「声が持つ”音としての表情”をいかに発展させて表現していくか」 という違いがあるのかなー、と考えた。テーマが同じのようで、違う方向性からのアプローチだと思った。

しばらく、Nicoの環にのって色々と聴いてみよう。





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