2010-06-02

Roger Federer is out of the RG!!! :((((

お天気に恵まれない日々が続くローランギャロスで信じられない大波乱が。

何と王者フェデラーがQFで負けてしまいました。しかも、対戦成績12勝0敗のソーデリンに。フェデラーがグランドスラムの大会でSFに進めないのは、2004年全仏の3回戦で負けて以来、6年ぶり。この数字だけ見ても、この敗退がどれだけショッキングなものなのか、物語っている。serving for the matchのゲームは涙でモニターがにじみました・・・

何度も何度もブーイングされながらメンタルを崩さず、ミスを恐れずにアグレッシブに攻め続けたソーデリンには、猛烈な気合を感じた。素晴らしいファイト精神。ビッグサーブでプレッシャーをかけ、強烈なフォアでフェデラーのフットワークを乱してネットにつめる隙を与えない。いつもなら、流れるような美しいフットワークとラリーのコントロールで主導権を握るフェデラーだけど、ことごとくポイントを崩されて勢いに乗るタイミングを掴みきれないまま、負けてしまった。あんなに翻弄されていたのを見たのは初めてかもしれない。

去年のUS Openの決勝でデルポトロに負けた時、フェデラーでもこんな風に負けてしまうことがあるのか、とショックだったけど、今回の方が私としてはショックが大きい。何だかんだいっても、常に決勝までは勝ち進んできたし、テニスを見始めてからあの圧倒的な強さを何度も見てきただけに、まさかグランドスラムでこんな結果になってしまうとは。去年、ついに全仏で優勝して生涯グランドスラムを達成したけど、それはクレー王者のナダルに勝利しての偉業達成ではなかった。今年の決勝でナダルに勝って連覇してこそ、さらに伝説のプレイヤーとなる!と期待していたから、本当に残念。クレーの魔物恐るべし(グランドスラムを14度も制覇しているあのサンプラスでさえ、全仏は最後まで優勝することができなかった)

私がテニスを見始めた時はサンプラスやアガシが現役晩年ぐらいで(あ、ナブラチロワもいたな・・・)、それからニューボールズ世代(’80年代生まれのプレイヤー)がめきめきと活躍してきた。その中でもフェデラーはどんどん頂点へ上り詰めて、数々の記録を塗り替えてきた。今回の負けは、絶対王者危うし!となる重要なターニングポイントとなるのか?一時の圧倒的な強さに、他の選手たちが肉薄してきている、この状況でも勝ち続けることができるのか?それはウィンブルドンにかかっていると思う。

うーん、優勝はやっぱり、ナダルかな!

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